OpenOffice.orgのテンプレートの作り方

先ほども「OpenOffice.org Calcのスタート段階では日本語が文字化けする」ということで、フォントの置換とテンプレートの作成をしましょうと申しました。実のところ、テンプレートさえしっかりしていれば、OpenOffice.org自体の日本語の扱いが非常によくなることがだんだんわかってきました。フォントの置換をせずとも、このテンプレートを差し替えることで、OpenOffice.orgは読込も書き出しも非常によくなります。

 さて、そのテンプレートの作成方法ですが、なにもOpenOffice.org Calcに限ったことではありません。OpenOffice.org Impressでもこの方法は適用できるのです (OpenOffice.org Writerは日本語設定がオプションとして存在するので、テンプレートの作成が必要有りません)。ただし、OpenOffice.org Impressの場合にはちょっとだけ違う方法の方が、実は日本語がもっと扱いやすくなるので、そちらを利用しましょう。


- OpenOffice.org Calc編 -

▲ スタイルのカタログ ▲
  左の図をご覧ください。これはOpenOffice.org Calcの書式の部分をスナップショットにしたものです。この書式の中に「スタイルのカタログ」という項目があります。ここが肝です。ここにまず入りますと以下のようなダイアログの画面になります。

この画面になりましたら、標準という部分が選択されていることを確認してください。それから変更ボタンをクリックします。すると以下のような画面に入ります。変更する箇所は至って簡単です。

この画面の「フォント」タブをクリックしましたら、あとは好きなフォントに変えるだけです。標準の日本語フォントになぜか欧文フォントが指定されているので、これを例えば「MS P ゴシック」に変更してOKを押だけです。自分はスタイル統一のために英文フォントも「MS P ゴシック」に変更しておりますが、スペルチェックには問題がないですから、もしよかったらこの設定にしてください。

そうしましたら、これをOpenOffice.org 1.0表計算テンプレートとして保存します。この形式で保存する理由は次回もこの設定をやっていては日が暮れてしまうからで、次回よりはテンプレートから作成するようにするためです。

テンプレートとしての使用方法は、この上の方で紹介した「Quick Startの使い方」をご覧ください。右クリックでの新規作成にもこのテンプレートを使いたいかたは、「右クリック・新規作成」をご覧ください。


- OpenOffice.org Impress編 -

▲ 表示 - マスターの図 ▲
  OpenOffice.org Impressも基本的には、OpenOffice.org Calcと全く同じ手順でテンプレートファイルを作ることで、デフォルトでへんなフォントを使う羽目にならないようにはなるのですが、ここは基本に戻ってください。

そもそもプレゼンのファイルとは、標準の書式設定のスライドがあります。Microsoft Officeでもいきなり作り始める人がいますが、大間違い。プレゼンテーションファイルでは、レイアウトが統一していないものは見てくれだけでなく、その人のなりも疑われかねません。

そこで、右のような手順を踏んで、標準スライド(このスライドは、いってみれば家の基礎みたいなもんです)を作成しましょう。新規作成でまっ白なファイルができましたら、メニューの[ 表示 ] - [ マスタ ] を開いてください。ここでは二つの項目だけを設定するようにします。
今回は、自分が、Office95より移植したテンプレを使ってますが、基本は同じです。項目設定するのは、[ 図形描画 ] と [ タイトル ]の2つです。

▲ 図形描画のスタイル設定 ▲


▲ スタイルとテンプレートの図 ▲


▲ スタイルのカタログダイアログ ▲

   ここでは、まず図形描画の設定から入ります。といってもやることは簡単です。ここで表示されているテキストボックスの枠をクリックしてフォントを変えてやるだけです。タイトルも同様にテキストボックスを選択してフォントを変えてやるだけです。変えるには、選択した状態で、右クリックで出てくるコンテキストメニューの「スタイルの編集」もしくは、選択した状態で、メニューバーの書式の中にある「文字」を選択して、Calcの時のようにフォントを設定してやります。

 これをするだけで、新しいスライドを差し込んでもこの標準スライドを元に差し込まれるので、いちいち日本語設定をしなくてすむようになります。しかし、これだけでは不十分です。
 [ 表示 ] のページをクリックして元の画面に戻って、OpenOffice.org Calcの時のように書式バーをクリックしましょう。すると、左のようなスタイルとテンプレートの図にあるようなメニューが出てきますから、「スタイルとテンプレート」をクリックし、その中にあるカタログをクリックしてください。

 ここで設定すべき項目は一つだけです。すでにマスタースライドでの書式が完了しているので、他は設定不要です。むしろマスター書式設定をしていなかったら、ここにでてくる全て1つ1つをクリックしてフォントの変更なんていう、ばかげた作業をしなくてはいけません。


 カタログに入りましたら、左の3番目の図が出てきます。図オブジェクトスタイルという部分をプルダウンメニューで選択し、その下のボックスの中の標準を選択します。ここをクリックしたら変更します。あとは、フォントを「MS P 明朝」なり、お好きなフォント(へた字フォントなり!)を選択してOKにします。すると他の設定もこれに準じますので、フォントが統一されます。

 プレゼンテーションの中身と自分のスタイルに合わせて、ゴシックなのか、それとも明朝なのかをよく考えてから選ぶと渋いプレゼンファイルが作れるでしょう。細かい設定もできますが、それは別途それぞれのソフト編の時に書き加えることとしましょう。

 あとは、このファイルをOpenOffice.org 1.0 プレゼンテーションテンプレートとして保存をして、OpenOffice Calcの時のように、Quick Startにテンプレートとして登録し、さらに、右クリックファイルの差し替えをすれば、この2つのソフトにおいてほとんどの問題はなくなります。

 もう一度述べますが、ここでサンプル画像に使っているのはもともとMicrosoft OfficeのファイルをImpress用にしただけのファイルです。そろそろ互換性に信頼はもてましたか?

 現在、CalcとImpress用の標準テンプレートをOpenOffice.org Plus!にてアップロードされています。こちらを利用するとよいかもしれません。


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