コミッターになるためには

はじめに

まず、OpenOffice.org を使って何かしたい人!! 是非コミッターになってください。最大限応援いたします。 ですが、コミッターになるのはどうしたらいいの? プロジェクトコーディネーターになるためにはどうしたらいいの? という方のために手順についてまとめました。

コミッターってどういうことをする人?

これはユーザ会独特の呼び方で、observer の権限より強い権限を持っている人のことを差します。具体的には ja.openoffice.org のウエッブページを書き換えたり、ソフトウェアを ja.oo.o 上で配布できたりします。コミッターはコミッターおよびスタッフ紹介のページに紹介してあります。 他にどんな権限があるかは確認できますが、 ここで簡単に述べておくと、observer, content developer, developer, project owner と四つの役割があります。 ある人がコミッターになるには、他のコミッターが、その人が高い技術を持っている、良い文書を書けるなど、 OpenOffice.org に何か貢献の出来る人と認めた場合にのみ、なることができます。まず、メイリングリストでの発言が一番重要視されるでしょう。 また、他のオープンソースコミュニティで活動している、というのも高い技術を持っているということの指標にはなります。 つまり、コミッターになれるというのは大変名誉なことなのです。 なお、他のメンバーにコミット権を与えられるのは project owner だけです。

コミッターってどうしたらなれるの?

コミッターになるには、スタッフ紹介のページでコミット権を持っている人に メールを送るか、メイリングリストでコミット権を得たい、という旨のメールを書いてください。その時に ja.openoffice.org で、何をしたいか、どういうことができるか、をはっきり書いていただくとコミット権を得やすいと 思います。内容的/技術的にに問題ないと他の開発者のメンバーが判断すれば ja.openoffice.org のアクセス権が得られます。 高校程度の英語力、CVS, SSH の知識があると大変助かります。

コミッターになるまでの流れ

  • OpenOffice.org の登録ユーザになります。
  • ja.OpenOffice.org のオブザーバーになってください(このリクエストは必ず受け入れられます)。
    o 登録ユーザとしてログインしてください。
    o 右上の方の `Join This Project' をクリックしてください
    o Observer のリクエストを出してください。すると Your role が Observer (Pending)と
      なります。`Request New Project Role' となります。
    o Specify the role you want to request in the ja projecet. 
      Role Observer: ● Read-only access to project code; can also sumbit issues 
    o ちゃんと ラジオボタンが●になっていることを確認してください。Submit Request と
      かかれているボタンを押してください。
    
    これで project owner に new role requested というメールが届きますので project owner はそれを処理します。
  • コミッターにメールを書いたり、MLでコミッターになりたいと発言します。
  • コミッターに認められます(MLでの発言の活発な人は間違いなくコミッターになれます)。
  • JCA にサインしていただきます。理由については、運営方針のライセンス/著作権の問題という セクションを良く読んでください。一般に、OpenOffice.org のテンプレート、ソフトなどを自由に使って欲しいという貢献者は、著作権、 ライセンスについての問題について深く考えていない傾向があります。ユーザの利便を図るためにこれは「形だけ」コミッターの著作物 と割り当てる、という方針です。原作者が著作権の返却を主張し、著作者がJCAにサインすれば著作権は返します(そのために作成者という欄を設けてあります)。 また、OpenOffice.org に取り込まれる内容を作成する場合(特にソース)、StarSuite と LGPL の兼ね合いで JCA にサインする必要があります。 OpenOffice.org に取りこまない内容(素材、テンプレート、ドキュメント)などについては必要ありません。 本来好きなライセンスを設定出来ます。しかし、ライセンスは統一しておくとユーザサイドでライセンスに対する確認の手間が減ります。 最後に、もし訴訟などがおこった場合著作権を委任されたコミッターの責任になりますが、JCA にサインし、SUNとの共同著作という形にするとまず我々は訴訟の 対象にならないでしょう。なぜなら個人を追及するより SUN を追求する方が楽だからです。 つまり、本来は必須ではありませんが、ja.openoffice.org では、貢献者への利便性、コミッター達の安全を守るという両方の意味でも JCA にはサインしていただきます。
  • JCAについてはJCAのpdfをプリントアウトしてください。
  • JCA を航空便で SUN Microsystems 社に送ります。宛先は Mr. Eric Renaud さんにしてください。 住所は JCA の一番下に書いてあるものをそのまま写してください。 (JCA.pdf では Ms. Zaheda Bhorat になってますが、彼女は退職しました)。
  • そして、さらにそれをスキャナーでスキャンし、必要事項を埋め、サインした後、 eric.renaud@SuN.com に添付ファイルとして送ってください。 なお、確認のためプロジェクトオーナーに Cc: していただけるとうれしいです。個人情報は漏らしません。事前に不具合を指摘できるかもしれないというだけです。
  • どうしてもどちらか一方が出来ない、という場合はどちらかでよい様ですが、あまりおすすめしません。
  • しばらくするとCopyright-Approved Persons and Companiesに名前が載ります(かなり時間がかかります。project owner の方針としては SUN Microsystems社からメールが来た時点で JCA をアクセプトしたと見做し、権限などは全て与えます)
    また添付ファイルの大きさについては気にする必要はありません(10Mバイトくらいまでだったら)。
    JCAの記述のポイントは
    full name: 本名を書いてください。
    e-mail: メールアドレス
    mailing address: 現在住所(英語表記では順番が逆になります)
            京都府京都市左京区吉田本町 だと 
            Honcho Sakyo-ku Kyoto-City Kyoto, Japan 
            となります。Japan には国名だと分かるように下に二重線を引くと良いようです。
    telepohne:(固定電話) +電話番号(81(日本の国際番号))-(市外局番先頭の0を外した国内番号)
               たとえば、075-111-1111 の場合 +81-75-111-1111 となります。
    facsimile:(ファックス) +電話番号(81(日本の国際番号))-(市外局番先頭の0を外した国内番号)
               たとえば、075-111-1111 の場合 +81-75-111-1111 となります。
    
    
    下の方の欄:
    Signed: 手書きの名前(漢字でもいいと思います)        Date: 日付 (January/3/2002)
                                                        月と日の順は国によって違いますので
                                                        月は数字でなく、
                                                        英語表記が適当でしょう。
    Printed Name: ワープロやタイプライターで打った名前(なければ手書きで良いと思います)
                  なるべく丁寧なブロック体を用いてください。
                  (ラテン語圏では、手書きのサインは判読不可能な人が多く、
                  タイプライターでブロック体で名前をちゃんと確認するために
                  このような欄があると思われます) 
    
    メールの本文の文面は
    Hello, Mr. Eric Renaud
    
    My name is `あなたの名前' from Japan, 
    I would like to work for ja.openoffice.org. 
    To do that, I have to accept JCA, since we hope that 
    some of our works will be included in OpenOffice.org.
    I read carefully JCA and accepted, attached signed JCA and
    also air-mailed the original one. 
    PLEASE NOTIFY ME whether my attached signed JCA is properly processed.
    IT IS REALLY IMPORTANT FOR ME.
    
    Sincerely yours,
     `あなたの名前'
    
    こんな感じでしょうか。

登録されたことをプロジェクトオーナーまで知らせてください。

Copyright-Approved Persons and Companies に名前が入っているかどうかで確認できます。

  • プロジェクトオーナーがあなたの役割を developer にします。この時点で commit 権は与えられます。
    Project owner は次のことを行います。
    http://ja.openoffice.org/servlets/ProjectMemberList
    から、Add New Member をクリック、developer にしたい人がちゃんと observer かどうか
    確認します。Filter this list で developer にしたい人を選びます。
    Grant these roles to all selected users:
    で developer を選びます(したい権限に)。
    ここで注意。このページの html は文法的におかしく、Mozilla では
    正しく選択できません。IE や他のブラウザを使ってください。
    developer となっているところが青くなってますよね。
    それから、Grant Roles ボタンを押せば完了です。
    ちゃんと developer というチェックが出来ているはずです。 
    他にもいろいろ応用技はあるので試してください。
    
  • SSH2 dsa 公開鍵を issuezilla を通じて登録します。SSH2 dsa 公開鍵の作り方、その issuezilla への登録については、ja.openoffice.org の CVS リポジトリにアクセスするUNIX編,Win編, Mac編というところにまとめてあります。 なお、project owner はその旨のメールを受け取るはずです。
  • しばらくして、DSA 公開鍵が登録されたら commit 権が実際に行使できます。これまた project owner はその旨のメールを受け取るはずです。
おつかれさまでした。

コミッターへの注意

技術的なこと
  • html に関しては、html コーディングの規則 を守ってください。
  • デザイン に関しては デザインのテンプレート を使ってください。
  • Commit log は英語で書いてください。なお、面倒だったら ローマ字でも構いません。
  • ja.openoffice.org へのアクセスは JCA にアクセプト、CVS, SSH の知識が必須です。 それ以外は、「OpenOffice.orgで何をしたいか」だけです。
  • CVS, SSH については、コミッター達が誠意をもってレクチャー/対応いたします。ですが、皆忙しいので なるべく自分で出来るところは自分で勉強してください。 CVS, SSH に関して本を一冊適当に買って読んでみてください。
  • SSH2 DSA key は絶対に手元においてください。決して共用のサーバに置いてはなりません。 盗まれてしまった場合、多くの人に迷惑がかかります。この約束が守れない方は committer には なっていただかない方針です。
  • openoffice.org は多言語を標榜していますが、UNICODE を採用しただけで 国際化は終わったと考える人 も多いのです。ということで、実際は多くの部分で多言語化は不十分です。従って いろんなところに問題があります。当然、日本語圏の人間は一番日本語は得意(であって欲しい)なわけで、 我々でないと発見できない問題も多いです。なお、工夫して使うことで、解決も出来る部分もありますが、 使い続けることで発言力も増し、上層部にも要求も出せます。我々は他の言語のプロジェクト、 特に中国語圏、韓国語圏の native-lang project が出来たときに、彼らの手本になれれば、と考えてます。 出来るだけ盛り上げてください。そうすることで、より OpenOffice.org は素晴らしくなり、 日本語圏のコミュニティが Open Souce なプロジェクトに大きなコミットを出来るということの証明にもなります。 見本、手本になるように、成功させようではありませんか!
一般的なこと
  • 著作者、ライセンス、著作権を守ってください(ライセンスは LGPL/SISSL 固定です)。
  • 他のコミッターを尊重してください。つまり多人数で作業をしていることを忘れないでください。あなたの環境がすべてではありません。
  • 必ず、htmlコーディング規則を守ってください。
  • 無理はしないでください。コミッターはアクセス出来る権利は持っていますが、ボランティアなのでいつでもコミットせよ、 という義務はありません。いつでも「休養宣言」していただいて結構です。
  • 有用なコミットがあった場合、是非謝辞に名前を載せてください。

コミッターになったら

何はともあれまずは練習です。

  • 自己紹介を openoffice@freeml.comで行ってください。
    名前は ** です。
    興味は ** にあります。**というプロジェクトをたちあげました。
           (または)参加しています。** というプロジェクトにも
           少し興味があり、首を突っ込んでいます。
    こんな感じで、あとは適当にお好きなように。
    
  • checkout してみましょう。

    % cd <somewhere>
    % ssh -2 -N -f -L 2401:localhost:2401 tunnel@openoffice.org
    % cvs -d:pserver:maho@localhost:/cvs login
    % cvs -d:pserver:maho@localhost:/cvs checkout ja

    これですべての内容が ja.openoffice.org の内容を全て取り出せます。 もちろん maho はあなたの ja.openoffice.org でのログイン名に変えてくださいね。
  • staff に自分の名前を追加しましょう。

    % cd ja/www
    % xemacs staff.html (お好きなエディタで;テキストエディタを用いてください。UTF-8厳守です)

    CVSレポジトリの staff.html と 自分で変更した staff.html の違いを確認してください。

    % cvs -d:pserver:maho@localhost:/cvs diff -u staff.html

    これをまず、mahoに見せてください。 許可をもらったら、

    % cvs -d:pserver:maho@localhost:/cvs commit staff.html

    で ok です。エディタが立ち上がり、commit log を書けと言われますが、英語またはローマ字で書いてください。日本語は使わないでください。
    Added my name in a staff list.
    My first commmit as a developer. 
    
    こんな感じでしょうか。
  • 謝辞にに自分の名前があったら消してください。
  • コミッター承認待ち行列にも名前があったら消してください。

この後は、お好きなように活動なさってください。

プロジェクトオーナーの仕事

announce@ja.oo.oのメイリングリストから、 edit moderetorsを選び、新しくコミッターになった人を付け足してください。
また、コミッター向けの非公開問い合わせ用メイリングリストにも付け足してください。

プロジェクトオーナーになるためには

他のプロジェクトオーナーが適切だと認めれば、プロジェクトオーナーになることも出来ます。 詳細は個人メールで議論しましょう。オーナーがだれだか探せない人にはオーナーにはなれないでしょう :)


制作者:中田真秀
デザイン:小浦寛裕
$Id: howtobe_a_developer.html,v 1.57 2004/03/15 17:05:55 bluedwarf Exp $