Mac OS Xにインストールする

現在(2004/09/06)のOpenOffice.org Mac版は、そのまま日本では実用的に使用できません。そのため、独自ビルド版が公開されています。
また、速度は多少遅いもののX11が必要なくネィティブに近い感覚でインストール・利用できるNeoOffice/Jの開発されています。

Mac OS XでOpenOffice.orgを動作させるにはX Windowシステムが必要です。今のところX WindowシステムにはXonXで開発されているXFree86を使用するか、Apple社からパブリックベータ版としてリリースされているX11 for Mac OS Xのどちらかを使用しなければなりません。ここでは、X11 for Mac OS Xを使用したインストール方法を説明します。
しかし、ここで注意しなければいけないのはOpenOffice.orgもX11 for Mac OS Xもどちらも開発段階にあるのでバグなどがたくさんあるかもしれないことです。。
また、日本語入力にはX Windowシステムで使用できる日本語入力のためのプログラムが別途必要です。しかし、このドキュメント制作者自身、日本語入力のためのプログラムのインストールができませんでした。基本的には、Mac OS XでOpenOffice.orgを利用しても日本語入力はできないと考えてください。それでも、日本語の表示だけはできますので、他人から送られてきたOpenOffice.orgやMicrosoft Office文書を閲覧することは十分にできます。

日本語入力について(分かる人向け):
日本語入力には漢字変換サーバーとしてcannaかWnnなどを、日本語FEPにkinput2などが必要です。しかし、これらのバイナリが見当たりません。もし見かけましたら、御一報願います。

X11 for Mac OS Xのインストール

それではまず、X11 for Mac OS XをAppleのサイトよりダウンロードしてください。X11 for Mac OS Xのインストールは普通にできます。ダウンロードしたアーカイブを解凍し、ディスクイメージをマウントし、X11UserForMacOSX.mpkgをダブルクリックするだけです。あとはインストーラーの指示に従ってインストールを完了させてください。アプリケーションフォルダに「X11」というアプリケーションが追加されているはずです。

OpenOffice.orgのダウンロード

次にOpenOffice.org 1.0 for Mac OS X: X11 Final Betaをダウンロードします。Mac OS X portのダウンロードページにリストされているミラーサイトからダウンロードしてください。約164MBあります。

ダウンロードが完了したら、X11 for Mac OS Xと同じように解凍し、ディスクイメージをマウントし、Install_OpenOffice.org1.0をダブルクリックしてインストーラーを起動してください。OpenOffice.orgのインストーラーも普通のインストーラーとほとんど同じですので、インストーラーの指示に従ってインストールを完了させてください。アプリケーションフォルダに「OpenOffice.org1.0.1」というフォルダができているはずです。途中、「XDarwinがアプリケーションフォルダに無い」などの警告がでますが、構わずインストールを続けてください。

OpenOffice.orgの起動

X11の起動 OpenOffice.orgを起動するには、まずX11を起動しなければいけません。アプリケーションフォルダのX11アイコンをダブルクリックしてください。しばらくすると、左図のようにxtermが表示されるはずです。xtermが起動したらX11の起動が完了したことになります。X11が起動したら、xtermで以下のコマンドを打ってください。


% /Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/soffice

OpenOffice.orgのスプラッシュスクリーン これでしばらくすると、OpenOffice.orgのスプラッシュスクリーンが表示されます。


OpenOffice.orgの起動 スプラッシュスクリーンが表示されて、またしばらくするとWriterが起動するはずです。これでインストールは完了です。


WriterやCalcなどを個別に起動する

WriterやCalcを個別に起動するには、/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/フォルダ内にあるswriterやscalcをコマンドを利用して実行しなければなりません。しかし、X11 for Mac OS Xの「Applicatinos」メニューにこれらのプログラムを登録することによって起動を「Applications」メニューから選ぶだけで起動できるようになります。

X11 Application Menu まず、X11を起動した状態で「Applications」メニューから「Customize...」を選択します。「X11 Application Menu」というウィンドウが表示されます。


Add Itemボタンをクリック 「Add Item」ボタンをクリックしてください。何もない項目が追加されます。


Writerを追加 そして、Name列には「OpenOffice.org Writer」、Command列には「/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/swriter」と入力してください。


その他の項目を追加 以下同様に、下記の表のように設定してください。

NameCommand
OpenOffice.org Writer/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/swriter
OpenOffice.org Calc/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/scalc
OpenOffice.org Draw/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/sdraw
OpenOffice.org Impress/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/simpress
OpenOffice.org Math/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/smath
OpenOffice.org プリンタ管理/Applications/OpenOffice.org1.0.1/program/spadmin

Applicationsメニューに追加された項目 これでX11の「Applications」メニューから簡単にOpenOffice.orgを起動することができるようになりました。



制作者:中本崇志
デザイン:小浦寛裕
$Id: macosx.html,v 1.8 2004/09/06 01:53:18 foral Exp $