OpenOffice.orgへの参加の仕方

これは、OOoユーザー会の活動について、FAQ形式で示したものです。
全ての質問が実際に投稿された訳ではありません。
MLに参加する前や、ユーザー会を手伝う前にぜひお読みください。

[ユーザー会について]   [MLの参加方法]  [著作権・ライセンスについて]

OpenOffice.org ユーザー会の進み方

この文章の目的

これは、今までの活動の中で出てきた暗黙のルールを文章化したものです。
5月の頭にユーザー会の活動がMLを中心に始まって、3ヶ月経った8月にcatchが書きました。
それをマーケ班MLに投稿して、みんなの意見を取り込んだものです。

暗黙のルールがスタートなので、これから変わっていく部分もたくさんあると思います。

その後、2003年1月にユーザー会が本家OpenOffice.orgと合流するさいに一部修正されました。


OpenOffice.org 日本ユーザー会ってナニ?
私たちは、OpenOffice.orgというソフトの日本のユーザーの集まりです。
最初は「日本非公式ユーザー会」と名乗っていましたが、
ちゃんとしようと言うことで、こんな名前に変えました。
そして、OpenOffice.org 本家に活動が認められ、本家のネイティブランゲージプロジェクトの一部になりました。
だれでもユーザ会のメンバーになれます。
ハイ、自分がユーザ会のメンバーだ、と思ったらその日からメンバーです。資格も何もいりません。
必要なのは OpenOffice.org に興味がある、その気持ちだけです。

OpenOffice.orgについての情報交換・サポートそして開発を自主的に行っています。

管理人やスタッフ・コーディネータはいるの?
そういう人は一応います。スタッフとかコーディネータと名乗っています。
でも、ユーザー会で重要なのは、そんな人たちではありません。

ユーザー会について説明しようとすると、
ついつい「我々」って言ってしまうんですけど、それは誰でしょう?
スタッフやコーディネータの事では、ないと思うんですけど
往々にして、そういう誤解を招きそうな気がします。

読んでる人は、管理人と思うのかも知れません。
管理人、イヤな響きです。

動いてくれる人あってのユーザー会だと言うのなら
スタッフだのコーディネータを分ける必要は、実はあまりありません。
誰でもスタッフになりますし、誰でもコーディネータになります。

特定のサーバーの設定パスワードを持っている人はもちろん存在しますが
それでユーザー会全体に対する責任や権限が生まれる訳ではないと考えています。
簡単にいうと、ユーザー会に参加している全員が、ユーザー会を運営していて
スタッフとコーディネータはそのための仕組みを提供しているのです


抽象的でわかりにくいですか? では、もう少し具体的な説明をしましょう。


ユーザー会は何をしているの?
ユーザー会は、OpenOffice.orgをサポートするため
いくつかのサービスを提供しています。
ドキュメントページとか掲示板とかMLとか。
また、情報交換のための場所を提供しています。
勝手に集まってガチャガチャ喋ってるだけですが、これも重要な機能です。
また、OpenOffice.orgの周辺プログラムを開発したり、
OpenOffice.org本体の開発にも関わろうとしています。

普通は、サービスを受ける側と提供する側に自然と分かれてしまいますが
それは、あくまでサービスを受ける側の勝手です。
サービスを提供する側は、気持ちの上で、
受け手と送り手に分かれているなんて思っていません。

もちろん、サービスを利用するだけで、何の義務も責任も生じません。
基本的にはすべて無料ですし
常識的なエチケットを守ってくれれば充分です。

「自分は何もできないから」と引け目を感じる必要はありません。
たかがプログラムの使い方を調べに来ただけで、
たいした義務も責任も生じるはずがありません。

もちろん、あなたがサービスを提供する側に回っても全然構いません。
どっちかというとそれは大歓迎です。

もう一度言いますが、サービスを受けるだけだからと、
引け目を感じる事は全然ありません。

何のためにサービスを提供してるの?
個人的には、それぞれ思惑があると思います。
面白そうだから・ボランティアしてみたいから・
商売のネタになるから・目立てそうだから・仕事で仕方なく・M$が嫌いだから
参加は自由なんですから、それはどうでも良いでしょう。

でも、ひとつ確実に言える事があると思います。
それは、OpenOffice.orgを使うため・良いモノにするためには
それをサポートする土台を固めて、ユーザーを増やし、
もっとサポートできるようにするのが大事だってコトです。

OpenOffice.orgを良いモノにして、もっと便利に使いたいんです。
結局、自分のためだと言うことです。

どんなサービスが提供されるの?
今のところ、Webサイト・ML・掲示板といった機能があります。
また、ドキュメント作成・ドキュメント翻訳・マーケティング・開発といったプロジェクトがあります。

この他にどんなサービスを提供されるかは、各個人の判断になります!

「よしやってやろう/手伝ってやろう」と言えば、サービスが始まります。
言ったその人がスタッフです。
「一人じゃできないから人を集めよう」と言えば、その人がコーディネータです。

たくさんのスタッフがいるサービスのコーディネータは、
MLを作ったり、自分の担当のWebをメンテしたりしますので、
そこにシステム的な権限と雑用が発生するでしょう。

一人ではできない事をやるためには、上手に仲間を集める必要もありますが
面白いサービスなら自然と人は集まってくるでしょう。

逆に「よしやってやろう」という人がいなければ、
そのサービスは提供されません。
「誰かコレをやってくれー」と言うだけでは、誰もやりませんから
あなたが上手にコーディネートしてください。

この方式だと、サービスが必要かどうかの判断を、誰もする必要がありません。
誰もそんな面倒なコトはしません。
その人気によって、自然と淘汰されます。
需要があるところにだけ供給があるのです。

えー、これだけでは結局サービスをどう使うか、わかりませんネ。
それについては「サービスは、どこから使い始めるのが良いの?」で説明します。

リクエストしたいサービスがあるんだけど、私には実現できません
そのサービスがどう役に立って、どんな人が助かるか、自分で説得して人を集めてください。
ユーザー会は、OpenOffice.orgを良くしようという人が集まる場です。
もしも本当にそのサービスが多くの人に必要で、そして実現可能なら、誰か手伝ってくれるはずです。
いきなり必要なスタッフを全員集める必要はないでしょう。
とりあえず「それあると良いよねぇ」という仲間を集めるだけでもずいぶん違います。
自分よりも説得がうまい人・計画を練るのがうまい人を仲間にすれば、かなり具体性を帯びてくるでしょう。
("七人の侍"方式とでも言うんでしょうか)

ユーザー会自体が人を集めてプロジェクトを実行する訳ではありません。
やってみたいんだけど実現が難しくて、陽の目を見ないサービスもたくさんあります。
その困難を乗り越えるだけの人材がいないと、どんな作業も始まらないのです。
リクエストを無責任に引き受けないコトが、ユーザー会のある種の責任です。

それでも誰も手伝ってくれないとしたら、他の人には不要だと言うことでしょう。
ユーザー会のサービスとプロジェクトは、全てそうやって成立しています。

リクエストは、掲示板でもユーザー会MLでもどこでも構いませんが、
一番反応が大きいのはマーケ班MLだと思います。これは、近日ユーザー会議論用 MLに移行する予定です。

改善してほしいサービスがあるんですが、どうすれば良いですか?
掲示板かMLあたりで、提案してください。
MLの方が、素早く反応できるでしょう。
でも、その提案が必ずしも採用されるとは限りません。
手を挙げた人がやるというのが、ユーザー会の活動の大原則ですよね。
やる人がいなければ、そのサービスは存在しません。

すでにサービスが行われていて、それについての改善案が出されたとしましょう。
改善案を採用するかどうかは、多数決や議論を行うわけですが、
最終的に決めるのは、コーディネータが勝手に決めます。
その人がやるかどうか、だからです。
議論や、色んな人の意見を参考にしますが
最終的な決定権を持っているのは、実際に手を動かす人だという事です。

スタッフは、ユーザー会から給料をもらっている訳でもありません。
あくまで自主的にやっています。それをやるにあたって、色々と個人的な都合もあるのです。
だから、本人ができない事やるつもりのない事は、やりません。

とはいえ、良いスタッフは、サービスをより良くしようと思っていますし
そのために皆さんの意見を聞こうとしています。
そして、サービスが手に負えなくなったら、相談すると思いますので
そのときは手伝ってください。

そんなテキトーで、組織が成立すると思ってるの!?
大丈夫でしょう。
旧来のピラミッド型組織のファンには信じられないかも知れませんが。

OpenOffice.orgもそうですが、最近の大規模なフリーソフトは
オープンソースという形態で開発される事が多くなってきました  > 参照: 『オープンオフィスを使いませんか』

ユーザー会の活動は、このオープンソースをなぞっちゃっています。
「オープンソースでやろう!」と誰かが言ったわけではありませんが
自然とそうなりました。
割とコンピュータに詳しい人たちが始めたからというのもあるでしょう。

この方式で、LinuxやMozillaなど多くの優れたソフトウェアが開発されていますから
組織論としては充分有効だろうと思います。  > 参照: 伽藍とバザール

とはいえ、これまでオープンソースは、プログラムの開発に適用されてきました。
ユーザー会に適用された例は、日本ではあんまりないのかも知れません。
ただ、プログラムを開発する訳だけではないので、
プログラマーじゃなくても積極的に関われるというメリットはあるかも知れません。

本当にそれで大丈夫なの?
このような活動が成立するためには、条件が2つあると思います。
1つは、「じゃあやってやろう」と動いてくれる人が存在すること。
これは既に説明しました。

もうひとつ、そういう人たちが充分な数いること。
一人や二人では無理でしょう。
大規模な活動を支えるためには、サポートに回ってくれる人がたくさん必要です。
例えば、毎日何十件と寄せられる質問に答えるだけでも。
始めるのも抜けるのも簡単なので、それを埋める人材が十分にいないと
サービスが安定しません。

サービスの質は、人材の層の厚さで決まります。
そのためにもユーザー会が育つことは重要です。
また、どんな組織でもオープンソースのように活動できる訳ではないでしょう。
人気の高いモノだけができるのです。

必然的に、OpenOffice.orgの人気を高める事が、
ユーザー会の目標のひとつになります。

どうしてそんなコトが可能なの?
大事なツールが2つあります。
ひとつは、インターネット。
ユーザー会の参加者はインターネットで集まってきますから、これは欠かせません。
でも、OpenOffice.orgを使うためにコンピュータは持っているでしょう。
今時のコンピュータにインターネットは不可欠です。
そもそもユーザー会のサービスはインターネットでしか提供できません。

もうひとつは、オープンであるコト。
人の出入りが激しくなりますから、秘密主義ではやっていけません。
また、サービスを提供する人が責任を持たないので、
普通よりもずっとオープンで、誰でも批評できるコトが欠かせません。

そんなんで責任がとれるの?
誰も責任はとりません。
責任者も存在しませんし、あなたにも義務と責任を強要しません。
その代わりに、活動と情報をオープンにするコトが
とても重要だと思います。
そんなんでユーザー会が活動できるとは思えません!
そうですか。
それならサービスだけ上手に活用してください。
それでも全然構いませんし、前にも言ったように引け目を感じるコトもありません。
多分、ユーザー会の参加者の全員が、
そんなふうに活動できることはないでしょう。

10%くらいの人が、サポートに回ってくれれば何とかなるんじゃないでしょうか。
少ないですか?
既に、ユーザー会MLに数千人の参加者がいて、
屋台骨を支えるMLの参加者が大体10%です。

このペースなら、1万人くらいまで行けるでしょう。
そしたら、サポートは1000人ですから、かなりのコトができるでしょう。


あとはせめて、ユーザー会がこういう暗黙の了解で動いているコトだけ覚えておいてください。


サービスは、どこから使い始めるのが良いの?
適当に ML に入ってみる、または掲示板を利用してみて、まず雰囲気をつかんでみてください。
いろんな議論が行われていて、自分に居心地のよい場所を選んでください。
私に手伝えるコトはある?
ありがとうございます。 その言葉を待ってました。
とりあえずは、掲示板やユーザー会MLで質問に答えたり
雰囲気を盛り上げてくれれば充分です。
もしくは,オブザーバーになることで,OpenOffice.orgに興味を持っているという表明ができます。

もっと積極的に動きたいと思えば、MLに参加してください。

また、各プロジェクトは人材を募集をしてるので
それに参加しても良いでしょう。
あなたのできるトコロから手伝ってください。

やる気さえあれば、仕事はいくらでもあります。
コンピュータに詳しかったり、プログラムが作れたり、文章を書けたり
イラストがかけたりと特別なスキルがあるなら、もう引っ張りダコです。
既にプロとして活動してるなら、なお歓迎です。

英語に挑戦するのが億劫でなければ、
翻訳プロジェクトや本家との連絡係として活躍できます(高校生で習う程度の英語で十分です)。

また、ユーザー会に積極的に参加しなくても、
OpenOffice.orgを応援する手段はたくさんあります。
あなたの身近で、OpenOffice.orgを勧めたり質問に答えるだけでも良いです。
分からない問題が出てきたら、こっちで質問してください。

あなたの仕事先や個人HPで宣伝するのも構いません。
著作権・ライセンスに従っていただければ、ここの情報も自由に利用できます。
このライセンスは、OpenOffice.orgと同じLGPL/SISSLです。自由に無料で利用できます。


制作者:catch
デザイン:小浦寛裕
$Id: howtoparticipate.html,v 1.14 2003/12/30 01:01:45 maho Exp $