=========================================================================== プレスリリース 報道関係者各位 2004年05月21日 OpenOffice.org日本ユーザー会 http://ja.openoffice.org/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― OpenOffice.org 1.1.1 日本語版を正式リリースしました http://ja.openoffice.org/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― フリーのオフィススイートを開発するオープンソースコミュニティ OpenOffice.orgは、『OpenOffice.org 1.1.1日本語版』を正式リリースしました。 昨年10月の1.1.0リリースから、7ヶ月ぶりのバージョンアップになります。 今回のバージョンアップでは、509個のバグ修正に加えて、いくつかの新しい機 能を盛り込みました。このOpenOffice.org1.1.1のコードネームはプラハ(Prague) です。 1.1.0のリリース後7ヶ月ほどで、この1.1.1をリリースしたのは、OpenOffice.org コミュニティが、このオフィススイートの機能を絶え間なく改善し、拡張してい くという決意のあらわれです。 このオフィススイートは、オープンソース・ライセンス(LGPLおよびSISSL)に従 って提供されており、だれでも無料で使用できます。また改善、修正も自由で、 だれにでも配布できます。 [今回リリースしたバージョンについて] 今回公開したのは、1.1.1日本語版(日本ユーザー会ビルド)です。 OpenOffice.orgでは、実行形式プログラム(バイナリープログラム)を配布してい るだけでなく、そのソースコードを公開しており、ライセンスに従って自由に再 利用できるようになっています。そのため、十分な知識があれば自分で OpenOffice.orgを改良したり、実行形式プログラムを作ることができます(この 実行形式プログラムを作る作業をビルドと呼びます )。 そして、OpenOffice.orgのソースコードは各国語版で共通化されており、これま で日本語版のビルドは、OpenOffice.orgコミュニティのビルドチームによって行 われてきました。 今回の1.1.1では、OpenOffice.org日本ユーザ会の開発チームに参加している curvirgo氏がビルドを行いました。そして、近藤まさたか氏が率いるQAチームが、 品質確認試験(QAテスト)を行いました。こうして作成された日本語版バイナリー コードを、OpenOffice.orgコミュニティから日本ユーザー会ビルドとして正式リ リースしました。 今回このような手順を踏んだのは、OpenOffice.orgコミュニティが作成した日本 語版のリリース候補に不具合を発見したためです。残念ながら、スケジュールや 他の言語版とのかねあいで、OpenOffice.orgコミュニティではこの問題をすぐに 解消できませんでした。そのため、日本ユーザー会でこの問題を解消し、自分た ちでビルドした日本語版を配布することにしました。これが、日本ユーザー会ビ ルドです。日本語版ユーザーにとっては、いっそう使いやすいものになっている と思います。ぜひ、OpenOffice.org日本ユーザー会ビルドをご利用ください。 OpenOffice.orgコミュニティがビルドしたものも、制限事項がありますが、公開 しております(本家ビルド)。また、この不具合の対策は、次のバージョンでは本 家ビルドにも反映される予定です。 OpenOffice.org日本ユーザー会では、今後もOpenOffice.orgコミュニティと連携 して、OpenOffice.org日本語版の品質向上に努めていきたいと考えています。 [主な新機能と変更点] *「OOoDicオートパイロット」を装備しました。これは、現在利用できるスペリ ング辞書、ハイフネーション辞書、シソーラス辞書といった87の辞書から必要な 辞書をダウンロードして、インストールすることができるものです。 * 10キー上に[小数点]キーが配置されていないヨーロッパ系の一部のキーボード において、表計算での入力時に[コンマ]も小数点の代わりとして使えるようにし ました。 * DXFファイル(R14以降)のインポート機能が、日本語に対応しました。DXFフォ ーマットは、CADで使われる標準的なファイルフォーマットです。これは、日本 のCADユーザーの要望に応えてたもので、IPAの2003年度オープンソフトウェア活 用基盤整備事業採択プロジェクトの一つとして、オープン・デスクトップ推進協 議会のサブプロジェクトによりパッチ(対応するためのプログラムの差分)が作 成されました。 * 日本語版のOpenOffice.org 1.1.1(日本ユーザー会ビルド)には、次の変更が  あります。 - Word95/97ファイルをRTFで保存したときの日本語文字化けの修正 - GIF パテント問題回避(パッチを適用) - 起動スプラッシュ画像変更 - ヘルプ→OpenOffice.org情報の「OpenOffice.orgについて」の画像変更 - メニューバーなどに使われるフォントを変更 - Calc、Draw、Impressで使用するデフォルトフォントを修正 - Merge Cells、Split Cells、Page Style、Page Previewのアイコン追加 - エラーレポート機能を無効にした - ヘルプの文字化け対策 - ユーザー会作成のインストールガイド添付 - スタートメニューのアイコンを変更 -「MS P明朝」など一部の日本語フォントを指定したドキュメントが、PDF 変換時に正しく出力されない不具合を修正 [メディア向けの情報] さらに詳しい情報を次のページで提供していきます。 http://ja.openoffice.org/marketing/news/111.html こちらには、OpenOffice.org 1.1.1日本語版の画面ショットもご用意 しております。メディアなどへの掲載に、自由にご利用ください。 [対応プラットフォーム] * Windows(98/Me/NT4/2000/XP) * GNU/Linux(x86) このほかに、FreeBSD版・Solaris SPRAC版・Mac OS X版(開発版)も順次公開 していきます。 [ダウンロード] 日本語版のダウンロードには、次のページにアクセスしてください。 http://ja.openoffice.org/1.1.1/ [1.1.1コードネーム プラハ(Prague)について] プラハ(Prague)は、2004年5月にEUに加盟したチェコ共和国の首都で、ヨーロッ パの中央に位置しています。非常に長い歴史を持つ都市で、数多くの文化的、歴 史的建造物、チャールズ橋、プラハ城、旧市街などで有名です。チェコ・ビール のおいしさもよく知られています。 そして、OpenOffice.orgの複数の開発者がプラハで暮らしています。 このコードネームは、OpenOffice.orgにさらに親しみを持ってもらうよう、世界 中の都市の名前から投票により選ばれました。 ちなみに、次点になったのは日本の"箱根(Hakone)"でした。 ■本件に関するお問い合わせ先――――――――――――――――――――――― OpenOffice.org日本ユーザー会 マーケティングプロジェクト 可知 豊(catch@openoffice.org) OpenOffice.orgの情報をお知らせする専用メーリングリストをご用意しております。 このメーリングリストは、OpenOffice.orgやオープンソースに関する情報をお届け するものです。OpenOffice.orgの動向に興味がございましたら、次のURLからご 登録ください。 OpenOffice.org日本ユーザー会 案内メーリングリスト http://ja.openoffice.org/ml_info.html プレスリリースがご不要であれば、ご連絡ください。 ===========================================================================