OpenOffice.org: Year 4 2004-10-13 Louis Sua'rez-Potts (OpenOffice.orgコミュニティマネージャ) 日本語訳:khirano、ぽち@ 「OpenOffice.orgは、世界で最も重要なオープンソースプロジェクトだ」  これは、Novell XimianのCTOで、GNOMEの創立者でもあるMiguel de Icaza氏が OpenOffice.orgの1周年の際に述べた言葉です。OpenOffice.orgが4周年を迎える 今日、かつてなく真実味を増していると言えるでしょう。  Sun Microsystems社がStarOfficeのソースコードをオープンソースコミュニティ に公開してから4年が経ち、今日、OpenOffice.org はオープンソースで開発される ソフトウェアの未来とオープンソースコミュニティの未来を切り拓く重要なプロ ジェクトとして、広く認められるようになりました。  OpenOffice.orgは国際的な多言語プロジェクトです。だれでもこのプロジェクト に参加し、このプロジェクトのことを知り、このプロジェクトに貢献することが できます。OpenOffice.orgは、Windows、Linux、Solarisを始め、さまざまなプ ラットフォームで動作し、44もの言語をサポートしています。だれにでも使える ツールであり、そして、オフィスでの仕事にも使えるツールです。  数千万の人々が日常的にOpenOffice.orgを使い、毎月数百万の人々がOpenOffice. orgのウェブサイトを訪れています。そして、数千に及ぶ人々が、このプロジェクト に貢献しています。プロジェクト開始以来のダウンロード数は3,100万に上ります。 この数字には、Red Hat、SUSE Linux、Mandrakelinuxなど、さまざまなLinuxディス トリビューションに搭載されたOpenOffice.orgを使っている数百万の人々は含まれて いません。  昨年、ドイツのミュンヘン市などの多くの自治体や、フランス経済財政産業省 (MINEFI)などの行政府が、無償であるということだけでなく、技術的な水準の 高さ、柔軟性および将来性を見込んでOpenOffice.orgを採用しました。フランス 経済財政産業省はこの選択が正しかったと述べています。先月ベルリンで開催さ れたOpenOffice.orgカンファレンスで、基調講演を行ったフランス経済財政産業 省の代表は、「OpenOffice.orgの有用性を強調し、オープンソースソフトウェア の未来に期待する」と発言しました。  では、その未来とは何でしょうか。それは、プロプラエタリな(非公開な) ソフトウェアとオープンソースソフトウェアの溝を埋めることだけではなく、 先進国と発展途上国のデジタルデバイド(情報格差)を埋めるアプリケーション であり、国際標準のファイルフォーマットを実装したアプリケーションです。 また、オープンな開発プロセスでユーザーが生み出した財産の恒久的な所有権を 保証するアプリケーションでもあります。  OpenOffice.orgのファイルフォーマットは、XMLをベースにして実装されて おり、最近、XML関連の標準化団体であるOASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards:構造化情報標準化振興 機構)が、オフィスアプリケーションのオープンスタンダードと認めました。 このフォーマットが普及すれば、特定メーカーのファイルフォーマットに縛られ ることがなくなります。特定のフォーマットのために、そのメーカーのアプリ ケーションを仕方なく使わざるを得なかった時代は終わりを告げ、アプリケー ションを選ぶ基準は、その有用性となります。アプリケーションが持つ本来の 価値に基づいて、多くの人々がOpenOffice.orgやその市販版であるStarOfficeを 選ぶ時代がやってくるでしょう。  OpenOffice.orgの価値とは何でしょうか。それは豊富な機能を備え、さらに 新機能が次々と追加されていることです。来春リリースを予定しているOpen Office.org 2.0は、ほかのあらゆるオフィススイートを凌駕するものになるで しょう。多くのユーザーが、Microsoft Accessと同様の機能を求めてきました。 OpenOffice.org 2.0は、その期待に応えます。ほかのアプリケーションとの相互 運用性も強化されています。開発者はモジュール化と動作のスピードアップを求め てきました。OpenOffice.org 2.0は、それも実現しています。  来年はOpenOffice.orgにとって特筆すべき年になるでしょう。OpenOffice.orgは だれでも使えます。だれでも開発に参加できます。扉は常に開かれています。 みなさんの参加をお待ちしています。 4周年記念ページがあります。ぜひ、ご覧ください。 http://www.openoffice.org/about_us/birthday4.html Team OpenOffice.org 2004年10月13日